DIY Bluetooth Speaker

Bluetoothスピーカー自作のアレコレを書き綴ってみるブログです

Step2:ラフに設計してみる・その2

もともと自分の自作日記的なものにするつもりだったはずなのに、なぜエラそうに講釈たれてるのか疑問に感じつつあるぶたです。

なんか未だに計画段の話。いつになったら中身の話に辿り着くやら……というため息は飲み込んで地道に書きます。もーしょーがねーっすよこういう流れになっちゃったら。

そんなワケで前回の続き。筐体のラフを起こしてみましょうって話です。

 2.ラフスケッチを書いてみる

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 まず、1のユニット配置より先にこっちに手を付けたという方。極論音質よりプロダクトの出来にこだわるタイプだと思いますので、なんかもうお好きに!自由に!ラフ書いてみて下さい。やっぱ見た目も含めて気に入れるものじゃないとね。結構重要。

そうではなく、ユニット配置を済ませてからここに取り組む方。ユニット数や、それぞれがどっち向きに付くかは既に確定してるはず。となれば、筐体の形状はざっくり見えてるんじゃないでしょうか。

さあ、書き起こしてみましょう……と、その前に。

ひとつだけ、この段階で確定させておきたいことがあります。それは筐体のエンクロージャーとしての方式。え?ここで急に?って感じもありますが、求められるサイズや形状が変わってきますからね。

ただここも、「低音とか別にどうでもいい。おもしろいデザインこそ重要」という方は、深く考えずに密閉一択で突っ走りましょう。

エンクロージャーは大きく3タイプ

スピーカーのエンクロージャーには色々な方式というか形式がありますが、Bluetoothスピーカーで採用されるのはだいたい3つ。

いやもちろん、俺はポータブル・バックロードホーンに挑むぜ!とかもアリでしょうけどね。

このブログ見てる人はそれぞれの方式ご存知だと思いますので説明は省きます。わからないよって方は、スピーカー自作系のサイトの方が詳しいと思うのでそちらをどうぞ。

林 正儀のオーディオ講座 - PHILE WEB
とか
自作スピーカーのエンクロージャーを設計しよう | 虹クルーのブログ
とか。その道の熟練の方々が解説してくださってるサイトがいっぱいあります。

Bluetoothスピーカーという観点で見た場合

密閉型

シンプルなので悩まなくていい。低音を求める人には不向き。

バスレフ式

密閉型より低音の量感は出しやすい。が、ポート周波数以下はスパッと切れる。小型化はなかなか厳しい。ポートをどこに出すかがデザイン的なポイント

パッシブラジエーター式

小型化しやすい。音はバスレフと同じ傾向と言われてる。積極的にパッシブラジエーターを駆動させる方向と、ある程度余裕のあるサイズでゆるやかに効かせる方向がある。パッシブラジエーターのサイズと位置がデザインに影響

どの方式が向いてるか

極論、どれでもいいです。市販品は小型化と低音の量感を両立させるためパッシブラジエーター方式が多いです(コストダウンできるし)。IKEA Eneby等筐体が大きめなのはバスレフを採用してますね。

Bluetoothスピーカーの場合、ユニット以外にも基盤類やらバッテリーやら内蔵することになるので、小型のバスレフはなかなか難しいです。

なるべく小さいのがいいならパッシブラジエーターか、低域割り切って密閉。

ある程度大きくて構わないようなら、好みで選んで構わないと思います。

いよいよラフ書き。デザインに困ったらマネしちゃいましょう

方式を決めたらいよいよラフを書きましょう。

紙に書いてもいいし、パソコン使って半ば図面みたいに起こしてもいい。あくまでも「見た目こんな感じ〜」のノリ。自分にとって一番簡単な書き方で構いません。極論、アタマの中で完成させるのでもOKです。

あ、雑でいいですよ。

あくまでも「見た目こんな感じ〜」くらいのノリです。ここは何cm……とかの具体性は、スピーカーユニットや他のパーツ類の大きさ、筐体の素材等が確定してから詰めればOKです。

もしいい感じの形が思いつかないようなら、市販品を参考にするか、Youtube等で「Bluetooth Speaker DIY」あたりで検索してみましょう。世界各国の色んな人たちが作ったものが見られます。いいのがあったら躊躇なく真似しましょう。

絵だけでなく、補足のメモなんかも書いておくといいですよ。絵じゃ表現しにくいこともありますからね。「ここのユニットはちょっとナナメに付ける」とか「バイアンプにしてツイーターとウーファーのバランス変えられるようにする」とか「ここにギター用のストラップ付ける」とか「ここ叩くとビスケットが増える」とかね

思いついたこと全部絵と文字で残しましょう。後々修正が必要になった時、自分がなにを目指してたかいつでも思い出せます。

 

長くなったのでこの先記事分けます。次回はユニットの検討とかですね。