DIY Bluetooth Speaker

Bluetoothスピーカー自作のアレコレを書き綴ってみるブログです

ぶたの自作の(失敗の)記録 その3

Bluetoothスピーカー自作してても、風呂用に防水スピーカーが買いたくなる(散

ということで、前回の続き。前回の失敗はこんな感じでしたね(授業か)

  • モバイルバッテリーでも動くアンプボードを購入
  • しかし電源に関係なく最大音量にすると音割れる
  • 完全ワイヤレスイヤホンのモジュールで動かそうとするも撃沈
  • 結局CSRのBTモジュールを発注
  • 到着待ってる間にトーンコントロールモジュール試すもうまくいかず

さすがにもう諦め……られない。

その対策は……

さてどうする。低音域をある程度諦めてこのまま行くって手もあったんだけど、トーンコントロールで音色いじれるのはやっぱ楽しい。ということで、アンプボードを検討。

半ばヤケクソになって、PAM8604搭載の別のアンプボードと、TPA3118モノラル60wのボードをオーダー。こうなったら物量作戦ですよ。ダメならベッドサイド……はもう前回のPAMか。んじゃデスクトップにキッチンにトイレに、何ならプレゼント用にでもするさ(涙

わりと大胆な発注をしたのは、ブツ発注→到着→試す→困るwという流れに飽き飽きしてたんで、いい加減アンプボードくらいは目処つけちゃいたかったから。確実に捨て金が出るけど、国内在庫じゃない奴だと激安だし、捨て時間が増えるよりずっといい。

ちなみに、それぞれ以下の理由で選択

  • PAM8604の別種……
    前回のボードが低音出ないだけで、別のなら許容範囲の可能性。5vで動かせるならその方がいいワケで。
  • TPA3118mono……
    比較的低電圧でも動く+出力が抵抗の構成で変えられる

5vじゃ駆動できないアンプモジュールに手を出してるけど、この時はまだ電源周りの実験とかやってなくて知識も経験もない。前回買った昇圧モジュールをモバイルバッテリーにつないで動かせないか?ダメならGrooveから外した18650を2本使ってどうにかしてみようって感じだったはず(うろ覚え)。

CSR A64215を試しつつ横道へ

アンプボードは海外発送の安いのにしたので、前回頼んだCSR A64215のモジュールが先に到着。さっそくPAM8406に繋いで鳴らしてみる。……おお。いいじゃない。無線なのにクリア。ヘタするとスマホ内蔵の貧弱なヘッドフォンoutから有線でつなぐよりいいんじゃないですか。いやDSPでなんか音弄ってんのかもしれないけど。まあいい音に聞こえるんだからそれはそれでヨシ。

あとはアンプボードの到着を待つだけ……なんだけど、ここで妙なことを思いつく。手元には市販品から外したスピーカーユニットと、18650が二つずつある。コレ活かしてなんか作れないかなー(は?

イヤとりあえずサクッと使えるのが欲しかったんですよ。TWSとかバッテリー駆動とか考えるから面倒なことに陥ってんだから、一体型のアンプボードでサクッとね、バッテリーのことわかるまではACアダプター駆動でいいし、そうだ、低音云々悩むのも面倒だから2.1chにしちゃおうそうしよう……と2.1chのBTアンプボードと、4インチのウーファー1個発注。出来心。

と、こっちの2号機も並行して書いてくとワケわかんなくなるので、それはまた別の機会に。でもこいつをバッテリー駆動させようとしたおかげで、電源関係のことがわかってきたので、ある意味いい出来心だった。

ようやく実験開始

話を戻す。

アンプボードが無事届き、さっそく動かしてみる。

PAM8406の別種ボード

搭載チップが同じとはいえ、ボードの見た目は全然違う。こいつがいい感じなら5vモバイルバッテリーのシステムでいけるから、それがベストなんだけどなーと思いつつ試す。

……ダメ。最大音量だと割れるし低音出ない。トンコンで低音持ち上げても割れる。前のと同じ。投げ捨て決定。もはやこの流れに慣れちゃってなんの悔しさも感慨もない(おい

TPA3118のmono 60wボード

なんで60wなんて大出力のを、と思うかもしれませんが、基板弄ると出力下げられるって情報があったので。

まず動作確認もせず、事前情報に習ってボード上の抵抗を外そうとハンダごてを……イヤ無理でしょこんなちっちゃいチップ抵抗。僕のハンダごて先端こんなに細くないもの。

ってことでカッター入れる。逆に他の部分傷つけないかねこれ。とか怯えながらもどうにか外す。

トーンコントロールのoutをL側だけ接続。in側はPAMの時はラインで動作確認してたんだけど、せっかくなのでA64215のモジュールを繋いでみる。トンコンとA64215はUSB電源から、アンプボードは5vじゃ動かないので12v1.5A出力のACアダプターを接続。恐る恐る鳴らしてみる。

……おお?

トンコン弄ってみる。

……おおお?

いい!素敵!ようやくしっかり低音鳴るシステムになってくれた!まあ相変わらず一部の曲で歪みっぽくなったりするけども、これについては諦めてる。ちなみに、低音12時でもPAMより低音出てる。別にトンコンなくてもいいくらい。

やっぱアイツはそういうヤツなんだなー。まあ勉強になったしおかげで今こうしてまともなシステムを……とか無駄に感慨に浸りながら、抵抗外したゲイン設定でどれくらいの音量になるのかと、ボリューム上げてってみる。

……お。おお?

ちょっと! 奥さん! ……なんかガサガサしてますよ(え〜

さすがに心が折れましたとも。いったん喜んだだけに余計にね。

原因を探りつつさらに・・・

どんな感じかというと、小音量なら別にいいんだけど、音量上げると中高域〜高域がガサつく。曲によっては、モジュレーションかかったような音になったりもする。もしかして電源がよくないのか? ACアダプターはノイズが云々とも聞くし……と思って手元にあったノートPC用の19v3.1A出力のものに変更。が、変化なし。

抵抗を外してゲインを落としたことで、おそらくボードの出力は15w程度になってるはず。電源が足りないってことはない。というか、最大音量にしなくてもガサガサ言い始めるんだから電源が原因とは考えにくい。スピーカーユニットはというと、定格30w/Max60wってことになってる。フルボリュームでも問題ないはず

と、考えてみれば、大音量で音楽を鳴らしたのはこの時が初めてエージングは音量つっこんでたけどピンクノイズだけだったし、これまでの動作確認は音量突っ込む前に撃沈してたし。

うーん……もういいや、諦め……

られない。またしてもLPFとの相性云々の可能性がある。ってことで、これを最後にしようとTDA7297のアナログアンプボードをオーダー。こうなったら国内在庫のすぐ届くヤツでもいい。

届いてさっそく鳴らす……が、変わらず。

ついに結論を下す

ダメだ。これはもう認めるしかない。もしかしたらと思いながら、そんなはずないと認めようとしなかった結論を下すしかない。

これはユニットが悪い。PeerlessのPLS-P830985が。

2つ買ってどちらも同じ挙動だったから、問題はアンプ側だと思ってた。でもここまで色々やって変わらなければそう考えるしかない。

ふと思い立って、いろんな周波数のsin波を送ってみた。周波数によってはsquareかってくらい倍音が乗る。特に低音入れた時が顕著。おそらくこれが音量突っ込んだ時のガサつきだったり、どんなアンプでも取れなかった歪みの元凶だと思われる。

この試験もっと早くやっとけばよかった。

でもGrooveのアンプで盛大に出てた歪みはおそらく相性的なもの&2つとも同じだったからね。こんな試験しようとさえ思わなかった。

初期不良なのかとも思うけど、既にかなりの時間が経ってるしハンダ付けしたりもしてるから、返品や交換は無理だろう。

それに、2つとも同じってことは以下のどれかの可能性が高い。

  • たまたま初期不良がふたつ届いた
  • 良品だったが流通経路のどこかでこういう状態になった
  • これはこういう製品である

いずれにしても、交換や買い直しで歪まないやつが手元に届く可能性はかなり低そうだ。

あーあ。どうすっかなー。

さすがにここで完全にやる気を失った。全部を捨てるのはさすがに忍びないので、気が向くまで放置することにして、途中でちょっと触れた2.1chの製作で気を紛らわす。

このブログはじめたのはこの期間。で、2.1ch製作とブログ開設で多少気分が戻っていったん製作再開するんだけど、それはそれで迷走したりして。それはまたの機会に。

ってことで失敗記録はいったんここまで。気が向いたら続き書きます〜