Step3:パーツ選び
なんか丁寧なですます調になりつつあって違和感を感じ始めてるぶた。そんなんじゃなかっただろ!ってことでもうちょい崩した方向に戻そうかと。
前回は主に電源周りの面倒回避法でした(楽しいパーツ選び……その前に - DIY Bluetooth Speaker)。電源の詳細は面倒だから後日!ってほったらかしにして、今回はそれ以外の構成を考えてみよかと。まあもちろん、Bluetoothアンプボード1枚ですめばそれに越したことはないんだけど。なかなかそうもいかないのが実情かなと。
選んでると目移りして迷走しがち。迷ったら最初の要望リストやラフを見直して、自分の当初目指してたものに立ち返るようにしましょう。
さて、Bluetoothスピーカーを鳴らすための回路は、電源関係を除くと大雑把には以下の3つ。
- Bluetooth信号部
- アンプ部
- 操作・入出力系
これをどういう基盤で構成するかが鍵なのねー。
オールインワン。Bluetooth対応アンプボード
自由度はないが固い
Bluetooth対応アンプボードは、たいてい上記の3つを一枚の基盤にまとめてあります。電源つないでスピーカーユニットつなげばそれで完成!というお手軽さが魅力。
ネックは、俺好みジャストのものがねえよ!ってなりがちなこと。
だいたい据え置きBluetoothアンプや車載用として作られてるんだよね。だから曲送り等に使うボタン類がなかったり、ヘタするとボリュームさえ付いてない。まあ、操作は全部スマホでOKって人も多いだろうけど。
それから、TWS対応のものはほとんどない。映像見るからaptX-LL対応とか考えてる人も大変。Line InはあってもLine Outなんて100%付いてない。トーンコントロール?スマホでEQかけてくれよって感じ。逆にmicroSDカードスロットとかなんやねん!的なものがついてたりする。
機能的にはOKなんだけど、基盤のサイズやボリュームの位置が……なんてこともある。少なくともタクトスイッチ類は自力で別基盤にするつもりでいた方がいいかもしれない。
これはLine IN付き。それ以外の操作系は全然ないぽいのでスマホで操作が前提
WINGONEER TPA3118 2x30WステレオBluetoothオーディオレシーバブルートゥーススピーカー用DC 12V-24Vデュアルチャンネルオーディオパワーアンプボード
- 出版社/メーカー: WINGONEER
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
操作系のタクトスイッチ付き。この位置にあってどうやって筐体に入れるのか難しい。自力で引き出して外付けするのが現実的
TDA7492 50W + 50W オーディオレシーバ デジタル集積 パワーアンプボード CSR8635 Bluetooth V4.0 パワーアンプモジュール
- 出版社/メーカー: Wal front
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
出力は小さいが5v仕様。モバイルバッテリーで動くはず。
WINGONEER XH-A151 PAM8403 5V USB電源2 x 3WステレオデュアルチャンネルクラスDオーディオBluetoothデジタルアンプボードA7-005
- 出版社/メーカー: WINGONEER
- メディア: Wireless Phone Accessory
- この商品を含むブログを見る
Bluetoothスピーカー用?ボード
いいのが見つかれば一番手軽
数は少ないけどBluetoothスピーカー用っぽいボードがも売られてる。操作系を別基盤にしてあったり、バッテリーのマネージメントシステムが組み込まれてたりとか。選択肢は相当狭いけど、コレでOK!ってのが見つかれば多分一番手軽に作れる。5v仕様もしくは3.7vの充電池1本で動く小型用が多いかな。
これは充電用のmicroUSB端子や18650のホルダーが組み込まれてる。レイアウトがかなり限定されるが、回路部分にアタマ悩ますことなく手軽に作れそう。
5v・3A以上ってことなのでモバイルバッテリーじゃ厳しいが、小型2.1chの基盤はほとんどないので珍しい。BAT端子あるんで裸の18650接続でもいけるのかも。
Bluetoothデジタルオーディオアンプ、Fosa 20W Bluetooth 5.0 5V 2.1チャンネルステレオアンプ デジタルAMPボードモジュールオーディオステレオアンプ アンプボード
- 出版社/メーカー: fosa
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Bluetoothレシーバーボード+アンプボード
この構成は自分好みに合わせやすい。ネックは面倒になりがちなこと。
アンプボードは各種売られてるから好みのが多分見つかる。というか、見つからない場合、それは無理……USBバッテリーの5v駆動で30w出力、とかの魔法は無理すよお兄さん。時々そういう人がいる。ないものは無理なものと思ってOK。強いて言うなら、2.1chや4chアンプは選択肢が少ない。けど、2chやMonoアンプ複数仕込めばOK。
対応電圧や最大出力も様々だし、ボリュームがついているもの/ないもの等各種ある。また、ポップノイズ防止用のミュート端子が出てるものもある。
アンプボード
YDA138搭載
HiLetgo® YDA138 2 * 10W デュアル チャンネル デジタル アンプ ボード パワーアンプモジュール DC 9-14V [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: HiLetgo
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
大出力だとTPA3116・TDA7498あたり?
WINGONEER 50W + 50W TPA3116ダブルトラックデジタルパワーアンプボードPBTL 100Wシングルチャンネルハイパワーアンプモジュール
- 出版社/メーカー: WINGONEER
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
逆に小音量なら5v仕様も。
2.0 CH PAM8406デジタルアンプオーディオボード2 * 5Wステレオ、DIY用スピーカーアンプアクセサリーDC 5V
- 出版社/メーカー: Aiyima
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
USBバッテリーや18650バッテリーでいくつかのアンプボードの動作確認した記事を追加したので参考にどうぞ
Bluetoothレシーバーボード
レシーバーボードは、やっぱ車載用やDAC用なんかが多いんだよなあ。なんすかこの光出力端子、みたいな。とはいえ、Bluetooth関係の要求が多い人(コーデックとかTWS対応とか)は、アンプボードと別で考える方がいいと思う。まあ、TWS対応レシーバーボードっていうのは現時点(2019年1月)ではほとんど売ってなくて、結局僕はaliで取り寄せたんだけど。
アンプ一体型のオールインワン基盤に比べ、操作用スイッチの端子が出てる(もしくはスイッチが付いてる)ことも多いので、アンプが別基盤ってことと合わせてレイアウトの自由度は高い。
2個セットだからTWS用かと思えばそうではないという罠。けどタクトスイッチ付きで悪くないかも
この手のmicroSD等がついてるのも多い
車載用ってことだけど、AUX付いてたり別ボードの操作系ついてたりと便利そう
WINGONEER LN-BT02スマートBluetooth 4.0オーディオレシーバボード車用ワイヤレスステレオモジュール
- 出版社/メーカー: WINGONEER
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
って感じで、レシーバー部とアンプ部を分けると煩雑になりがちだけど、間にスイッチ付き3.5mmステレオジャックつけてLine Inとか、トーンコントロール挟んでみたり、Line Outつけたり、なんならマイクinとミキサー回路入れてストリートライブ対応とかやりたい放題できる。夢は広がり手間も増える。こだわりの逸品を作りたい人向け。
Bluetoothレシーバーモジュールに関する記事を追加したんで参考にどうぞ
ボードとかイラネ。そこから作っちゃうっていう人
がんばれ!