DIY Bluetooth Speaker

Bluetoothスピーカー自作のアレコレを書き綴ってみるブログです

Step3:楽しいパーツ選び……その前に

パーツが揃い始めたので思い立ってバラした初号機を仮組して、段ボール筐体の二号機と同時に鳴らしてみたら思ったよりいい音でテンション上がってるぶたです。

今回から、いよいよパーツ選び関係に突入です。

パーツ選び!お買い物計画!大好き!って人も多いんじゃないでしょうか。が、まずその前に、ちょっと検討みて欲しいことがあります。

安価で手軽に作成できるいくつかの方法を提案します。

その1:買ったスピーカーを即バラす

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市販品の流用、どうでしょう

必要になるパーツがわかっている方は、既にAmazonあたりで色んなボードを見てウキウキしているでしょう。そしてそのうち気付くんです。

……ちょっと待て、これ全部揃えたら市販のBluetoothスピーカーより高くつかないか?と。

そうなんです。ある程度こだわり持って選ぶとたいていそうなるんです。

そんなわけで、市販のBluetoothスピーカー買って、バラして中身流用するっていうのはどうでしょう。なんだそれ?と思うかもしれませんが、予算を抑えたい方や電気系に疎い方、「メインはあくまでスピーカーの工作だ!」って方にはわりとオススメです。

Bluetoothスピーカーを作るにあたって、結構ネックなのが電源関係。それなりのアンプボードを使おうとすると、12v以上で数Aの電源を要求されます。これをバッテリーで賄おうとすると難易度と予算が急に上がるんですね。ヘタすると電源周りだけでAnkerあたりの安いモデル買えちゃう感じ。関係ないけど、もともとバッテリー屋みたいな存在だったAnkerが急にスピーカー関係に力入れてきたのは、その辺の事情もあるんじゃないかと思います。

そんなわけで、市販の完成品から部品流用。必要なボードやバッテリー等、一式入ってて2000円程度からありますからね。ソイツに自分の選んだスピーカーユニットをつないで自分の作った筐体で鳴らす。求めるものが手軽にできませんか?

ベースになる機種名 + teardownあたりで検索かけると、ご丁寧に分解しちゃった人の情報がヒットすることもあります。感謝しつつ参考にしましょう。

それでもギャンブル的な要素はある

必ずしもうまくいくとは限りません。実は僕も最初は市販品バラシから入ったんです。僕の場合、市販品から取り出したBluetoothアンプボードと、自分で用意したスピーカーユニットの相性が悪く、歪みが出まくってしまいました。インピーダンス大丈夫だし別のオーディオアンプで鳴らす分には問題なかったので、デジタルアンプとユニットの相性?うーん?自力解決できるほどの知識もないですし……封印。

そんなこと以外にも、求める筐体形状にこのボードがどうにも納まらないとか、入出力端子とタクトスイッチの位置関係がどうにも……とかあるかもしれません。

とはいえ、相性等で使えなかったとしても、元通り組み上げればBluetoothスピーカーが手元に残ります

また、逆にうまくいった暁には、市販品から外したユニットが手元に残ります。据え置きベッドサイドスピーカーにするなり、下で紹介するモバイルバッテリー方式等で作成して誰かにプレゼントするなりして活用しましょう。

その2:手軽に作れるACアダプターや乾電池駆動

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実際持って動くこと少ないしな……という割り切り

前述の通り、ネックになりやすいのは電源周りですのでここを割り切って、ACアダプター仕様に。持って動くハードルが一気に上がりますけどね。

いくらなんでもそれは……という方には、バリエーションとしてACアダプター&乾電池仕様という手もあります。昔よくありましたよねそういうポータブルスピーカー。

USB充電対応機器に慣れてるとちょっと面倒ですが、製作のハードルはかなり低いです。直列にする本数で電圧調整できますからね。エネループみたいな充電できる電池使えばランニングコストも抑えられます。

その3:5vモバイルバッテリー仕様

バッテリー駆動にこだわる。でも面倒は避ける。

次に検討してみてもいいと思うのは、スマホ用のモバイルバッテリーで賄う方法。せっかくのBluetoothスピーカーなんだから可搬性にはこだわりたい。でも回路とか難しいのはちょっと……という人にオススメの方法です。

100均の安価な1A出力モバイルバッテリーを使うのもいいでしょうし、ある程度の安定出力を求めて2.4A急速充電対応のものを選ぶこともできます。ただものによっては(むしろちゃんとしたバッテリー程)保護回路が効いちゃって使えないこともありますので注意。

ちなみに、モバイルバッテリーを3つ直列でつないで15vを……みたいのは事故のもとなのでやめましょう。

アンプボードの選択肢は限られる

モバイルバッテリーを使う場合、アンプボードは5v以下の低電圧駆動に対応している必要があります。また、バッテリーの出力は1A〜多くて2.4A程度ですから、音量的に大出力は望めません

とはいえ、室内なら2〜3wあれば充分とも言われますので最低限は賄えそう。

ちなみに、DC-DCコンバーターステップアップして12vを……というのは電流不足でまともに動かない可能性が高いので、実験を繰り返すつもりがない限りやめておきましょう。

 

今回は主に電源周りの面倒を避けるための提案でした。こんなん余裕だぜ!バイク用12vバッテリーで作っちゃうもんね俺。みたいな人は僕に色々教えて下さいオネガイシマス。

次回はどんな基盤構成でBluetoothスピーカーを作るか考えてみます。多分。